外壁のリフォームを検討していたところ、「せっかく足場を組むなら屋根も一緒にやりましょう」と提案された経験はありませんか?初めて聞いたときは「なぜ?」と思われる方もいるかもしれません。
じつはこの提案、費用面でも品質面でも合理的な理由があります。今回は、外壁と屋根の塗装を同時に行うメリット・デメリットを、わかりやすく解説します。
外壁塗装でも屋根塗装でも、足場の設置は必須です。この足場代は工事全体のコストの中でも決して小さくなく、一般的な住宅で15〜20万円前後かかることも珍しくありません。
外壁と屋根を別々に行うと、足場を2回組むことになります。同時に行えば、この費用は1回分で済みます。結果として、トータルの工事費を大幅に抑えられる可能性があります。
外壁と屋根を別々に発注すると、それぞれに準備期間・養生・乾燥・検査が必要になります。同時施工であれば、これらの工程を並行して進めることができるため、トータルの工事期間を短縮できます。
工事中は騒音や養生による不便が伴いますから、それが一度で済むのは住む方にとっても大きなメリットです。
外壁と屋根は同じ気候・環境にさらされているため、劣化のペースも似ています。片方だけを先にリフォームすると、数年後にもう片方の工事が必要になり、再び足場代がかかります。
同時に施工することで、次回の塗り替えのタイミングをそろえることができ、将来の計画も立てやすくなります。
もちろん、すべての場合に同時施工が最善とは限りません。屋根の状態がまだ良好で、塗装の必要性が低い場合は、無理に同時に行う必要はありません。予算の都合上、一度に両方は難しいというケースもあるでしょう。
大切なのは現場の状況を正確に判断することです。現地調査のうえで専門家に意見を聞いてみてください。
外壁と屋根の塗装を同時に行うことで、足場代の節約・工期の短縮・次回メンテナンスのサイクル統一というメリットが得られます。
「今すぐ屋根もやる必要があるのか」は現地調査なしには判断できません。まずは専門家に現状を診てもらうことが、最善の選択への第一歩です。